なかじま あつし
中島敦
1909〜1942
漢学の家に育ち、中国の古典に材をとった作品を書いた。作家として世に出た年に33歳で亡くなった。
短い順に読む
- 木乃伊波斯王カンビュセスが埃及に攻め入った軍に、都の風になじまない陰鬱な部将パリスカスがいた。
- 狐憑湖の上に家を建てて暮らす部落で、平凡な男シャクに鷹や狼の霊がのり移ったと評判になる。
- 牛人魯の叔孫豹は亡命の途中で一夜の契りを結び、のちに黒い牛のような男に救われる夢を見る。
- 山月記唐の時代。若くして科挙に合格した秀才の李徴は、役人を辞め、詩人として名を残そうとする。
- 名人伝趙の都の邯鄲に住む紀昌は、天下第一の弓の名人になろうと志し、名手の飛衛に弟子入りする。
- 文字禍アッシリヤの都ニネヴェの図書館で、毎夜ひそひそと怪しい話し声がするという噂が立つ。
- 悟浄歎異沙門悟浄の手記天竺への旅の途中、悟空が八戒に変身の術を教える。俺はそれを見て、思わず吹き出してしまう。
- 悟浄出世流沙河の河底に住む妖怪の悟浄は、自分とは何か、魂とは何かを考えずにいられない病にかかっている。
- 弟子魯の游侠の徒である子路は、評判の学者孔子を辱めようと、雄雞と牡豚を手に乗り込む。
- 李陵漢の武帝の時代、騎都尉の李陵は騎兵を持たない歩兵五千を率いて、匈奴の地へ深く攻め入る。
- 環礁ミクロネシヤ巡島記抄南洋の役所に勤める「私」が、ミクロネシアの島々を船で巡り、見聞きしたことを章ごとに書きとめていく。